総合検査のご案内

ALL ROUND INSPECTION GUIDE

◆5078 non HDL-コレステロール◆
動脈硬化惹起性リポ蛋白中のコレステロールを表します。LDLだけでなく、TG、リッチなリポ蛋白であるカイロミクロン(CM)やVLDL、脂質代謝異常により出現するレムナントなどを含み、動脈硬化のリスクを総合的に管理できる指標です。
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012 年版に導入されています。
●脂質異常症:スクリーニングのための診断基準●
(空腹時採血
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012版より
LDLコレステロール140mg/dL以上高LDLコレステロール血症
120~139mg/dL境界域高LDLコレステロール血症**
HDLコレステロール40mg/dL未満低HDLコレステロール血症
トリグリセライド150mg/dL以上高トリグリセライド血症
・LDLコレステロールはFriedewald(TC-HDL-C-TG/5)の式で計算する。
(TGが400mg/dL未満の場合)。
・TGが400mg/dL以上や食後採血の場合にはnon HDL-C(TC-HDL-C)を使用し、その基準はLDL-C+30mg/dLとする。
*10~12時間以上の絶食を「空腹時」とする。ただし、水やお茶などカロリーのない水分の摂取は可とする。
**スクリーニングで境界域高LDLコレステロール血症を示した場合は、高リスク病態がないか検討し、治療の必要性を考慮する。
●リスク別脂質管理目標●
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012版より
治療方針の原則管理区分脂質管理目標値(mg/dL)
LDL-CHDL-CTGnon HCL-C
一次予防
まず生活習慣の改善を行った後、薬物治療の適応を考慮する
カテゴリーⅠ<160≧40<150<190
カテゴリーⅡ<140<170
カテゴリーⅢ<120<150
二次予防
生活習慣の是正とともに薬物治療を考慮する
冠動脈疾患の既往<100<130
・これらの値はあくまでも到達努力目標値である。
・non HDL-Cの管理目標は、高TG血症の場合にLDL-Cの管理目標を達成したのちの二次目標である。
TGが400mg/dL以上および食後採血の場合は、non HDL-Cを用いる。
・いずれのカテゴリーにおいても管理目標達成の基本はあくまでも生活習慣の改善である。