総合検査のご案内
ALL ROUND INSPECTION GUIDE
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1913
扁平上皮癌関連抗原 (SCC)
[5D300]
採取量(mL)
血液2.0
(1) 生化学(汎用)スピッツ(分離剤入り)
提出量(mL)
血清0.3
容器
(1)生化スピッツ
保存方法
冷
検査方法
CLIA
基準範囲
1.5ng/mL以下
実施料
107
判断料
144 生化Ⅱ
所要日数
3~4日
備考
本検査項目は唾液による汚染のため、高値異常を示す場合があることが確認されています。ご提出の際は検体の取扱いに十分ご注意下さい。
検体安定性
3ヶ月
臨床意義
健康なときにはほとんど見られない特徴的な物質を、がん細胞が産生し、血液中などで検出できるものを、 「腫瘍マ-カ-」として保険収載されている。スクリ-ニング検査として行われるとともに、 数値の変動はがん細胞の進展とつながるため、治療経過の診断に用いられる。 基準範囲による陰性陽性の判定では、検出率を上げると検査の感度は上昇するが、 特異度が下がり、がんでない人が陽性となる。逆に、特異度を上げると感度が下がることになるなど、 腫瘍マ-カ-は確定診断に向けたひとつの検査であり、 超音波検査や血管造影などの画像や生検によって総合的に診断される。 1977年、山口大の加藤らは子宮頸部扁平上皮癌患者組織より分離・精製したTA-4を用いてRIAを確立し、 子宮頸部扁平上皮癌患者の血中にTA-4が高率に出現し、腫瘍の進展度および予後の判定、 ならびに病状の管理にも有用であると報告した。 ダイナボット(株)(現:アボット ジャパン(株))も加藤らとの共同研究により、 子宮頸部扁平上皮癌の肝転移巣より抗原を分離・精製し、 TA-4の亜分画である分子量45,000のたん白質を見出し、 加藤らと共にこれをSCC抗原と名付けた。 SCC抗原は、正常者の血中にもわずかに存在するが、 正常扁平上皮組織と扁平上皮癌組織のSCC抗原産生能に明らかな相違が認められており、 子宮頸部、肺、頭頸部、食道などの扁平上皮癌患者血清中に高濃度に存在している。 血中SCC抗原量の測定は、これらの扁平上皮癌において高い陽性率を示し、その補助的診断に有用である。
関連項目
HCGβサブユニット
・
シフラ
・
シアリルTn抗原
・
SLX
・
CEA(CLIA)
・
BFP
・
TPA
・
Span-1
・
NCC-ST-439
・
CA125
・
CA72-4
・
ProGRP
・
NSE